その人は私を否定しない。
私の表層ではなくて、底にある、もっと根本的なところで、わたしを好ましく思っている人。
幼い頃のわたしを想って、愛
おしんだり涙ぐんだりする人。
いつも今をみている人。
いつも今を生きている人。
わたしと、私にまつわる諸々を大切にしようとしてくれる人。
そしてそれを、息をするように当たり前で、自然な事だと思っている人。
そしてそれらの事は、そうしなければならないからしているわけではなくて、どうしたってそうなってしまう人。
そうせざるを得ない、する以外にない人。
即ちそれは、わたしを愛している人。
わたしが愛している人。